固体直接 AAS: solid AA

Solid AA – アナリティクイエナのグラファイトファーネス固体直接原子吸光分析システム

従来の元素分析のサンプルは液体試料のみ対応可能でした。固体試料ではサンプル前処理段階で時間を要します。アナリティクイエナの固体分析技術では「直接固体分析」という選択肢をご提供いたします。
ZEEnit, contrAAシリーズのファーネスシステムが固体分析機能付属にアップグレード可能です。

標準的な試料は大抵100 μg～10 mg程度です。実際の試料の重量はマトリックスや濃度により異なります。試料はサンプルボート上で重量測定されファーネスへ運ばれます。分析完了後、サンプルボートは再利用可能です。

ほぼ全ての元素が、強力なバックグラウンド補正と組み合わせることにより干渉のない正確な分析が可能です。ファーネス法は、試料マトリックスによって、深刻な干渉を受けることは少ないので検量線標準として液体標準を使用することができます。高価な固体標準物質は基本的に必要ありません。

アナリティクイエナのファーネスシステムは液体から固体へわずか数分で変換が可能です。　全ての機能はソフトウェアに搭載されており、追加のモジュールなど不要です。簡単かつガイド付きソフトウェアのルーチン作業はオートサンプラーのより簡単な順応と信頼あるサンプル供給を保証いたします。

固体サンプラーラインナップ
SSA 6 –マニュアル固体サンプラー
SSA 600 –自動固体サンプラー（微量天秤内蔵）

なぜ固体サンプラーなのか?

簡易的処理 高い自動処理能力
そのままのサンプルの分析　希釈エラーや測定元素の損失がありません
高感度分析　分析感度は、溶液分析に比べて10倍まで簡単に増やすことができます
少量サンプルの分析　分析に使用するサンプル量は数mg
迅速測定　分析はわずか数分

SSA 6 – マニュアル固体サンプラー

マニュアル固体サンプラーは状況に応じた固体分析に適しています。サンプルは別途の微量天秤で計測され、サンプラーによってトファーネスへ運ばれます。分析完了後、サンプルボートは直ちに次のサンプルに使用可能です。

SSA 600 –自動固体サンプラー

サンプルボート上のサンプルは 1 μgの精密さの内蔵天秤で秤量し、その後ファーネスへ移動します。測定後サンプルボートは、サンプルトレイへと戻ります。この過程は特に監視が必要有りません。
液体注入機能は、標準液とによる検量線作成や、サンプルへのモディファイア添加が自動でおこなえます。

solid AA – ソフトウェアに完全搭載

固体サンプラー技術の全ての機能は基本ソフトウェアに予め備わっていますので、追加ソフトウェアの購入やインストールは不要です。分析はソフトウェアによって管理制御されております。

サンプラーはサンプルボートをサンプリング位置へと運びます。ユーザー自身がサンプルをボートに載せます。天秤への導入と重量計測はマウスクリックまたはオートサンプラーのファンクションキーで操作できます。すべてのサンプル重量データはサンプルテーブルへ自動的に転送され濃度の計算に使用されます。

固体サンプラーを使った直接固体分析は、ルーチン作業と分析において信頼おける分析結果を得る最も簡単な方法です。下記のような産業で幅広いアプリケーションが役立っています：

AA_ZSS_01_10_e
.pdf | 62.79 kB
Determination of Pb and Cr in Organic Pigment Powder
CSAA_SS_01_12_e
.pdf | 1.04 MB
Determination of Ag, Sn, Cu, Mg and Cd in Nickel-Base Alloy
CSMA_SS_01_12_e
.pdf | 342.32 kB
Determination of Fluorine in Silicon Nitride

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